02/01@disk union新宿中古センター

world's end girlfriend [farewell kingdom]
実は持っていなかったので購入。5、6年前にこれを初めて聴いたときの感激は結構なものだった。様々なアーティストを形容するために、いたる所で"Mogwai meets Aphex Twin"っていうフレーズを聴くけど、本当の意味でそれを成し得ているのは少なくとも俺が知る限りではこのアルバムだけだと思う。長いアルバムだからだいたい最後まで聞ききらないんだけども特に、1〜3曲目までの流れが完璧。これは確かセカンドアルバムだけど、この後どんどんポストロックっぽくなってって個人的には残念だな。

七尾旅人 [雨に撃たえば...! disc2]
懐かしいので購入。「デビューアルバムなのに何でdisc2なんだよ?」っつって、クラスメートと一緒に笑っていたことを思い出す。当時は、変なソングライターだな程度の認識だったけど、今聴いてもやっぱり変。あらゆる部分にあらゆるエフェクトがかかってて、何考えてるとこういう音楽が出来上がるのか不思議である。ちなみに一度だけ見たことあるライブではリヴァーブがかかりまくってて、何唄ってんのかどんな曲やってるのか全くわかりませんでした(笑)

Sickboy [Shake Hands with a Clenched Fist]
投売りされていたので購入。Tigerbeat6からのリリースでアーメンを基調にしたブレイクコアと言えば、わかる人にはわかるだろう。聴くだけでIQが20ぐらい下がりそうな音楽だ。聴いたQueenファンの97%が怒り狂うであろう"Bohemian Rapsody"のパロディ"Bohemian Crapsody"収録。
最近この手の音楽を聴くと思うんだが、こういう音楽にとってのアーメンってのはもはやブレイクビーツを表す記号的な意味合いであって、あの音である必要は一切ないんだろう。そう考えるとブレイクコアという音楽は記号の切り貼りの連続だなーと思う。そしてブレイクコア聴く人ってのは、この「切り貼り」に面白みを感じているのだと思う。少なくとも俺はそうだ。なので「切り貼り」の概念で聴かない人には理解されないのは当然だ。うるせぇとかそれ以前のもんなんだな、きっと。

Saetia [A Retrospective]
中古のくせにあんまり安くなかったけど購入。こないだ買ったHot Crossのメンバーも在籍していたSaetiaのディスコグラフィー。いわゆる"激情"のパイオニア

01/18@Time Machine

中古で。
Hot Cross [Cryonics]
古本と中古CDと中古レコードが狭い店内に折り重なるようにして置いてあるカオスな店。近所にあるこういう店はあらかたブックオフに駆逐されたもんだと思っていたけど、あるとこにはあるようだ。
そんな店で発見したHot Cross。それも何故か邦楽コーナーで。これも何かの縁かと思い購入。激情とかカオティックハードコアとか呼ばれるジャンルのバンドだけど、ギターフレーズと歌のメロディが意外とポップで聴き易い。こういうの好きだ。2〜3年前にCity of Caterpillarと一緒に来日した時のライブは観てても何とも思わなかったんだけどなぁ。うーむ、人の好みというのはこんなに変わるものなのでしょうか。ちなみにCity of Caterpillarもこないだ聴き直したらスゲー良くてビックリした。

01/03@warszawa

新春バーゲンセールで。
Marshall Watson [Math and Other Word Problems]
Highpoint Lowlifeの作品を聞いてみたいなと少し前から思っていたので購入。しかし、しばらくして少し前に聴いたDoFがこのレーベルからのリリースだから聞くのは初めてじゃないということに気付いた。

Jaga Jazzist [Magazine]
初期のリリースにボーナストラックを追加しでリイシューしたアルバム。こんなものが出てる事自体初めて知った。Jaga好きなので購入。ところで、このバンドはいつ来日するんだろう?去年mixiで来日の噂が立っていたけど、結局来なかったし。観たい。

Gavouna [Stings & Dum Machines]
以前借りて聴いて良かったので、改めて購入。クセナキスに師事していたとかなんとか。端的に言えば、ひねくれた生音志向のエレクトロニカ。耳触りの良い音を垂れ流すだけのエレクトロニカに飽きたら聴くとちょうど良い。

2UP [Teenage Mondo Trash]
「なぜワルシャワにコレが?」というのが第一印象。意外とハードコアも取り扱ってんだなぁ。名前だけは知っていて聴いてみたいと思っていたので購入。二人組みのハードコアバンド。なぜか日本人のバンドが奇天烈なことをすると音楽以前に笑いが表に出てきてしまうな。大多数の人が「なんじゃこりゃ」という感想を持つだろうけど、どうも安易に否定するのももったいないような気が。何と言っていいのかわからない。まぁ、でも次にCD屋で別のアルバムを見つけても買わない気がするな。それが全てか(?)

Purple Confusion [The Sound of the Atom Splitting]
以前聴いたGooom Tracks Vol.2というコンピにべらぼうにカッコ良い曲で参加していたので購入。ジャケットに載ってる収録曲リストにはその曲は入ってなかったが、シークレットトラックに収録されていたのでじんわりと嬉しい。


セール外で。
k-the-i??? [Broken Love Letter]
試聴して良かったし、意外と安かったので購入。ナードヒップホップって言うんですか?こういう音楽は。俺は外国のヒップホップを聴くときはラップも楽器の一部程度にしか聴いてないので、こういうバックトラックに凝った感じのヤツしか聴かない。これはCDアタマのちょっとバランスおかしい感じのベースラインが気に入っている。まぁ、なんつーか全体的にトラックがおかしい。Warpのアーティストに通ずるようなおかしさである。あれをもうちょっとアナログチックにした感じ。一時期のおかしい音楽担当であったエレクトロニカがどんどんソフトロックやインディーロックに近付いていって個人的にはつまらない昨今、ヒップホップがエレクトロニカに近付いていくのは不思議なものだ。ところでアーティスト名は何とお読みするんですか?よっぽど店員に聞こうかと思ったんだけどセールで忙しそうなのでやめた。